近年「省エネ住宅」や「高断熱住宅」という言葉を耳にすることが増えました。
実際に暮らしてみるとどのくらい光熱費に違いが出るのか。
今回は、一般的な住宅と高性能住宅のシミュレーションを通して「本当に得なのか」を考えてみます。
福井の気候と住宅性能の関係
福井県は夏は蒸し暑く、冬は積雪も多く寒さが厳しい地域です。
冷暖房の両方にエネルギーを使うため、住宅の断熱性能や気密性能が家計に直結します。
特に冬は暖房費がかさみやすく、「暖かい家にすること=快適性と省エネの両立」に直結します。
光熱費の目安
国土交通省が示している「目安光熱費」制度によると(※1)、住宅の断熱性能や設備効率の違いによって年間の光熱費には大きな差が生まれることが分かっています。
例えば、一般的な4人家族の光熱費は、全国平均で 月額24,000〜26,000円程度 と言われています(※2)。
福井のような寒冷地では、さらに暖房負担が大きくなるため、平均以上の光熱費になるご家庭も少なくありません。
断熱性能による削減効果
断熱性能を高めることで、光熱費は大きく変わります。
- 断熱等級4(従来基準) … 現在の最低基準
- 断熱等級6(HEAT20 G2相当) … 従来に比べて冷暖房負荷が約30%削減
- 断熱等級7(HEAT20 G3相当) … 約40%削減が見込める(※3)
例えば、年間光熱費が30万円のご家庭なら、等級6で約9万円、等級7で約12万円の削減が期待できます。
シミュレーション例(福井の気候を想定)
- 従来基準の住宅:年間 約30万円
- 等級6(G2相当)の住宅:年間 約21万円
- 等級7(G3相当)の住宅:年間 約18万円
つまり、月あたり7,000〜10,000円の差が出る可能性があります。
10年、20年と住むことを考えれば、その差は数百万円に。
光熱費だけでなく「快適性」も変わる
省エネ住宅は光熱費削減だけでなく、家の中の快適性も大きく変えます。
- 冬でも素足で過ごせる暖かさ
- 部屋ごとの温度差が少ない安心感
- 夏のエアコン効率も良く、ムラのない涼しさ
また、ユーザーアンケート(※4)でも「省エネ住宅に住んでから健康面や快適性が改善した」と答える方が多く、日々の暮らしに与えるメリットは非常に大きいと分かります。
まとめ
省エネ住宅は、初期投資こそかかりますが、光熱費の削減や快適性を考えると長期的には大きなメリットがあります。
特に、寒暖差が厳しい福井の気候では、その効果を実感しやすいと思います。
モジュールホームでは、ライフスタイルやご予算に合わせた「ちょうどいい性能の家」をご提案しています。
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注釈
※1 出典:国土交通省「目安光熱費」制度説明ページ
※2 出典:aoinohako.co.jp「光熱費の平均と削減方法」
※3 出典:soraie-design.com「断熱等級と光熱費の関係」
※4 出典:owners-style.net「省エネ住宅に関するユーザー調査」